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善し悪し

会社付近のPCR検査場
会社付近のPCR検査場
LALAPORT上海金橋
LALAPORT上海金橋
スマフォ表示
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 中国では、相変わらず連日のPCR検査体制(無料)が行われており、この検査結果が各位のスマートフォンに結果がアップデートされる仕組みで、72時間を超えると警報が出るとか?計算上3日に1回は検査を受けることになるのだが、この緑色のQRコードが無いと電車等に乗れないし、大型スーパー等施設へも入れない為、72時間以内の陰性証明がないと社会生活が普通におくれないといった具合だ。陽性者が発見されると、対象者や濃厚接触者を隔離という方法、これが中国式対処法のようだ。昨日、上海ディズニーランドで陽性者が発見され、騒ぎになっているようだが、大人数が集まる所は出やすいのでしょう、中国各地に感染者がいる以上、移動制限がなく人々は移動するのですから、確率論の上でも、出るものは出る、当たり前の話だ。

 最近では、日課のようになってしまっている無料PCR検査、善し悪しは、あえてコメントしない。中国はこの方式で突き進むのでしょう。この検査体制、厳しくなることはあっても、緩むことはしばらくなさそうだ。

 一昨日の日曜日、上海浦東新区金橋にある、三井ショッピングモール「LALAPORT上海金橋」へ買い物に出かけたのだったが、現在、同ショッピングモールは3日ほど閉店らしい、実は今朝私の携帯に、「今日から3日間は毎日PCR検査を受けるよう促すショートメッセージが入った」隔離対象にならなくて良かった!という安堵(ちなみに3枚目の写真が現在の私のスマフォ表示、今朝の検査結果反映はまだであるが、48時間前の陰性証明とグリーンQR表示、一応セーフだ)

 まぁ2日も経過した人間にまでメッセージを送ってきたが、良い方に解釈すれば「念には念をで検査対象になった?」悪く言わせてもらえば、万一私のような者から反応が出た場合は手遅れのはず。検査する必要性に疑問点も感じるが、隔離されずに済んだので良かったとしよう、何か意味がよく分からないスクリーニングだなぁと感じる。このシステム、無料で安心感を得るという点は評価したいと思うが、中国全土の検査体制に相当の経費がつぎ込まれている事は想像に難くない、さすが中国と言える。


 日本のはま寿司が、LALAPORT上海金橋内(当社の近所)に出店してくれたのは大歓迎、ところが、あまりの大盛況ぶりに、混雑回避で行く機会が無く、今回初めて行ってみた。味とサービスは全く問題ない、はま寿司その物だ。

 昨今の円安レート換算で、円の価値は益々下がり、最近は飲食に限らず、物を買うときに日本円ならいくらか?換算する癖がついてしまった。はま寿司の話に戻るが、1皿が10元~15元(1人民元=20円換算で)200円とか、300円が1皿だ。日本では、この業界100円キープが難しいとか?話題になっているようだが、そもそも日本の100円はいつまで100円なのか、100円の価値は永遠ではない。100円商売への固執をやめない限り、日本のデフレマインドは脱却できないのだろうと思う。そして、上海の皆さんの消費意欲、こんな200円や300年の皿がどんどんテーブルに積み上がり、日本の寿司がどんどん消費される光景を目の当たりにすると、自身の来期の営業計画も、どうしたものか?と考えさせられる。

 日本は、このままで良いのか?上海の皆さんの消費意欲を見て、日本は大丈夫なのか?本当に心配だ。

 そんな濱寿司LALAPORT上海金橋店さんも、コロナ影響でたぶん数日間の閉店を余儀なくされている模様。何も飲食店さんに限った話ではない、当社も今年4月、5月と2ヶ月にわたる上海全域の自宅待機(ロックダウン)を経験した。消費が旺盛な中国という面と、いきなりの閉鎖勧告というリスク、中国における営業活動は、この両局面を見ながらの運営になるのだと思う。