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最近の上海


 今日の午前は、用事で上海市内(徐汇区)で打ち合わせだった。日本のコロナ対応策と連日の報道のされ方には、ウンザリしながらも、こちら上海では、着々と次のビジネスが進んでいる。街には活気もあって、ロックダウンも非常事態宣言も現状はない(まぁ、誰もが、もしもの時は徹底的にロックダウンされますから、それを踏まえて、自分達なりに気をつけて行動されているように思う)

 今の上海と東京を比べると、時短営業も酒の禁止もないが、ひとたび事態悪化となれば、それは徹底的にやられるでしょう、こちら上海は。日本と中国を比べると、「自由か?」「民主主義か?」という事を言われるが、コロナ禍にあって、どちらが上手くいっているのだろうか?と、つい比較してしまう。先日日本の民放番組で中国上海の盛況ぶりを報じていたが、間違いなく活気は戻っていると言える。良い悪いは別に、経済やビジネスというフィールドでは結果を早く出した者勝ち、日本は遅れをとってしまっている。日本の街頭インタビュー、「もう慣れちゃったとか」まるで他人ごと、「緊急事態宣言って言われても強制力ないでしょ、普通に行動します」・・・おいおい大丈夫かよ、と思ってしまう。中には顔出しで政治家(大臣)批判する者も、自由と民主主義、発言は自由だが、君たちどうしたいの?大臣に向かって何様発言している彼も何様ですかと思ってしまう。まぁ可哀想に、たぶんそこだけ切り取られて報道されてしまったのかも知れないですが、街頭インタビューには御注意あそばせと思います。「休業するなら金をくれ」などと、言い放つ者も、さぞお辛いと思いますが、補助金の財源は天から降ってきません税金ですよ、ワクチン接種も税金、コロナ感染者の無償治療も全て税金です。

 私は当初このままオリンピック開催には否定的な考えの一人だったが、政治のトップが、決行と決めたら、静かに大会を遂行する応援が出来ないものですかね、政治家が自分達の責任において決行と決めた大会(無観客、それは仕方ないでしょう)チケット収入は吹き飛んだわけで、そういう諸々を総合判断された大会、カメラやマイクを向けられたら、もう少し前向きな事を言える人はいないものでしょうか?

 最近わかったこと、日本の民主主義って、10代の若者のような、つまり自由と身勝手を履き違えている(尾崎豊の歌詞のような)青二才の自由と民主主義なのかも知れない。いい悪いは別にして、強制的に抑え込むC国と、自由と言いながら統制のとれない日本、強い力で抑えられる事に抵抗しまくる癖に青二才では何も成果は上がらない、自由だ民主主義だ平等だ権利だ、立派な事を言っても結局のところ全て他人事、政治家や大臣のせい、私のスレッドを読んで頂いた方は、お察しの通り私自身保守的な右寄りの考え方を持っている人間なので、断るまでもなく中国のやり方や非民主的行為に賛同するつもりは全くない。(最近日本に帰れないので、生で見た現実ではないかも知れないが、)日本の報道内容に危機感を感じているこの頃だ。そして上海、今日も活発に街は動いている。