乾燥機の種類・方法・特徴

DRYING MACHINE CATEGORY & DISTINCTION

工業用洗浄の代表的な乾燥方法や乾燥システムについて

フロン、代替フロン等の使用に規制がかかり、塩素系溶剤（トリクレン、塩化メチレン等）臭素系溶剤も規制強化の方向、従来型の溶剤系による洗浄方法は、これら溶剤が比較的乾燥性が良いため、乾燥性に悩まされることはありませんでした。

代替の洗浄プロセスは、「炭化水素系」「水系」「準水系」を用いた洗浄プロセスに置き換える中で、重要課題は、何れも乾燥性に難があるということです。ここでは、一般的に採用されている乾燥方法や乾燥システムのメカニズムについて、ご紹介いたします。

※炭化水素：　工業用洗浄に用いられる炭化水素は、引火点40℃以上、沸点170℃以上の物（第４類第２石油類）以上の原料を一般的に使用しています。炭化水素というカテゴリーには、ガソリンのような第１石油類もありますが、引火点が常温以下で危険性が高い為、一般工業用の洗浄剤には第1石油類は揮発性乾燥性が良くても安全面の理由で通常は使用しません。

弊社「スカイクリーン」シリーズは、第２石油類、第３石油類の炭化水素系原料をベースに作られていますので、沸点が170℃～「揮発性や乾燥性は良くない」ということになります。